隠していながら夜は
目が開かないほど眠いまま外に出たら日差しが強くて、本当に目を瞑ったままエレベーターに乗った
ギター一本の音に注目してギターを弾いていた 限りがあるようで、新しいフレーズが生まれる。といっても大したフレーズじゃない
飽和している感覚に陥ることがある。自分がギターでできることはほとんどやったんじゃないか みたいな そんなわけはないんですけど そういう時は好きなバンドやそうでもないバンドを聴くとはっとする。この人たちが弾いてるのも自分が持ってるのもギターという楽器であることに
ギターを弾くことや曲をつくることについてたくさんのことを書きたくなる。でも そういうのは隠しておけ うやむやにしておく ハッキリさせると決まりになってしまう でも生活は規則正しくしたいから寝る時間ぐらいは ハッキリさせておきたい。飛び飛びのいろいろがあーだ こーだ そう夜の内に考えて、決まったように忘れている
[music] タイガーアイ / STAn
がんばるな
三つ下の年の子達と授業を受けて、それから二つ下の年の人たちと並んでプログラミングの課題に取り組む 全部終わってチェックをしてくれるのは、同い年の院生だ
参ってしまう。滅入ってしまう 負けた 降参 許してくれ 助けてほしい
山の向こうが少し赤いな と思ったら空全体がどんどん赤くなっていった 完成された完璧な色彩の中、くすんだ白い服を着た不誠実な俺が自転車を漕いでいた
明日は勉強がんばろうと昨日思ったけどがんばってない 長い休みで何か作ろうと思ったけど何もしないまま秋になった 耳の痛さは少し冬っぽい 長い日記を書こうとするな 改まるな 意気込むな 目標を掲げるな がんばろうとするな 当たり前のようになにもしないでいて、ごく稀になにかすればいい
寝る前 部屋にあるボードゲームの、綺麗なコインを触って遊んだ。模様がかっこよくて好き ボードゲームは人と遊ぶものだけど人にはあんまり会いたくない
その日暮らし
水曜なのに金曜時制であることに気付かず、制御工学の講義に行けなかった。4限のプログラミングの課題は早めに終わらせることができた。だって去年もやったから 早めに終わらせることができるのは、恥ずかしいこと
微妙な時間に工学部棟を出たから 人の少ないキャンパスを下って、森の中の駐輪場に向かった。雨が降りそうな天気の中、今日の分の夜ご飯(緑のたぬき)をホームセンターで買って帰った。スーパーはレジが混むからめんどくさい
スーパーに行って、その日の分だけの食材を買うことが多い 何日分か買って行けばいいのに、その日のことしか考えてないし、そんなに食べたくないし みたいな感じらしい
うわっ壁に蜘蛛がいる。夏の間は小さい虫を食べてくれてたんだな もう食べ物がなくて歩みがおぼつかなくなっている
最近流行りのサバイバル番組を見ているとごはんが食べたくなる。でもあれ自分で捕まえた獲物を自分で起こした火で焼いて食べるって、嬉しいんだろうな。でも虫は食べたくない・・・
その日暮らしの蜘蛛やサバイバルマスターのエドと違って、俺は24時間営業のファミレスもスーパーも近くにあって生きていくのが簡単 簡単
生きるだけが簡単な分、簡単に虚しくなってしまう・・・意味がない・・・