散髪屋
深夜に起きて勉強をして、テストを2つ受けた。
学校帰りに散髪に行った。電話もせずにふらっと行けるから理容院に行く。美容院だとそうはいかないから
そこは女性一人で営む小さな散髪屋で、店の名前もその人の下の名前だ。おれの顔は覚えているみたいだけど、話した内容はさすがに覚えてないようで ほとんど会話はしないけど、同じ話をすることがある。つむじが面白い位置にあるねとか、雨の日は大学へのバスが混んでいて大変だとか
同じ話でも、そういう話ができる時間が好き。学生と学生、親と子供、新人と上司の会話ではない 人と人のただの会話で、ただ生きていれば誰にだってできる会話
大学を卒業したら、この人にも報告しよう。