目薬よくなくす

たまに心臓めっちゃ痛い

3時間外出メモ

 

 

朝目が覚めて、目が開けにくかったから無理やり起きようと思っていきなり動画を見始めた。おすすめに出てきた漫才の動画。お笑いに詳しくないけど、ブラックな要素が含まれている漫才が好き。30分ほど布団でスマホをみていた。

そのあと水を飲んで、今日どこかに行こうか行くまいかを悩んでGoogleマップを見たり、そこから脱線していたら1時間経っていた。午後になっている。なぜだ、と思った。これは俺の意思では無い!

行き先を決めずに外に出た。いつも行くコンビニを通り過ぎたということは、コンビニでアイスを買って帰る選択肢が消え、もう後戻りはできない。駅に行くということか、と推論して電車に乗った。

でかい街から電車で10分離れた町に住んでいるから、10分電車に乗るとでかい街に着いた。

改札を出て方位磁石のアプリを見て方角を確認する。たくさんの人々がどこに向かっているか知りたいから、知らない人についていく。女性についていくとまずいので、歩くのが速いおじさんを見つけ、ついていった。恐怖!

地下の道からつながっているデパ地下を通り、1階に登ったところでおじさんは歩くのが速かったから見失った。目の前には化粧品売り場が広がっている。列を作っている店舗もある。自分に関係が無さすぎるので建物の外に出て、また方角を確認した。

そのあとは電気店、本屋、ゲームセンター、ラーメン屋を回って帰ってきた。正午に家を出て、午後三時に帰ってきた。3時間の外出であった。

半分は嫌々な気分で外に出たけど、こうやって書くと満喫しているように見える。外を歩くと家では考えないようなことを考えるから、思いついたことをメモする。道路の真ん中で、本屋の新刊コーナーで、ゲーセンの階段で、スマホにメモをする。

以下はメモの一部

- 何かを待っている、なぜ何かを待っていたんだ、毎日すこしやれば良い
- 席替え、日本の学校特有、日本のアニメ
- 車窓、旅
- 無意識は深淵
- 地図でみると地味、街を歩くと魅力的、多層構造、3次元的な画になる

 

そう思ったんだね。

 

ゲームをしたいと思いながら、ギターを弾いたり怠惰に動画をみたりして、もうすぐ日付が変わりそうになって今はネガティブになっている。から、この日記を開いた。

 

 

[music] 我ガ心ニ向日葵ハ咲カズ  / Veltpunch

この頃に良いとされていた音をずっと良いと思う。囚われている。

ハシったりタユんだりするこのゆるい録音感。そこから香る焦燥が好きだ

 

 

非・不完全性が交差する

 

 

 起きたまま月曜の朝の6時になり、すなわち週末が終わろうとしている。

 あれはまだ3月の31日だったらしい金曜日、仕事が終わってから花見の祭りを覗きに行った。福岡城を含む歴史公園である舞鶴公園の裏道から向かっていると、行き帰りする人とすれ違う。なるほど、本当に祭りらしい祭りのようだ、女の子たちは余所行きの恰好で友達と笑っていて、若い恋人たちも多い。

 園内に到着すると広い芝生を屋台が囲んでいる。空も少し暗くなっている中、多くの人は誰かと沿って歩いているのを見ていると、急に自分がここにいるべきではないと感じた。なんとなく少しバッドになった。

 桜は綺麗だった。

 

 自転車で自分の住む区画まで戻ってくると、少し安心した。街の中心部の商業地区とその周りの居住地区のちょうど境界にあるこの区画は、若者も家族連れも行き交うが自分と同じ30歳付近の人が多い。

 自分を含めたその年齢の人たちを勝手に、不完全な人と呼んでいる。ここに永住するつもりのない、今の仕事に満足していない、下積みをしている不完全な人たち。ほら、朝日が昇った今だって外に出ればそんな人たちが不満な目をして街の中心部に向かっていく。それが好きだ。

 自分も、このままじゃいられないと思っている。変わりたいという意思でも、変わるだろうという推測でもなく、変わらずにはいられないという・・・低級な覚悟?

 自分より一回り若い人は眩しく、その光を浴びると過去も同時に襲ってきて枯れてしまいそうになる。一方、その場所に永住することに決めた壮年の人々ばかりが周りにいても、今の自分にとっては変化の無い悲しみしか切り取れない。不完全な人を目に映し、自分も不完全な人の眼に映ると、いい

 

 

[music] demo tape, hagaki / Liberal & Cripple

作品をみて「これ俺がやりたかったことだ」と言ったら負けだと思うから絶対言わないけど、
この曲を聴いたとき これ俺がやりたかったことだ、と思った。

 

 

不安は少ないが不満はある

 

就業間際、家を抜け出して神社にいった。散歩のときによく行く場所。鴉(からす)に所縁のある神社らしく、境内の拝殿に掛けてある紫色の布にも鴉の模様があしらってある。いつも無人の販売所には、鴉にまつわるポップなグッズも並ぶ。例のごとく高いところにあるから景色が良い。とはいえ、マンションの立ち並ぶ居住区画を上から見られるだけではある。一応、賽銭箱の前に立つと目の前には静止画のような光景が佇む。静止画の中で、あの白いひし形の紙や、掛けられている布だけが揺れて動く。拝殿の奥の戸も開けられているので、風が吹き抜けている。なんとなくこの写真みたいな世界を目当てにここに来る。

 

帰ってきてゲームをして風呂に入ってゲームをして深夜の3時になった。

 

毎日、「今日も音楽を作れなかった」と不満に思う。そんなに思い詰めてはなく、ただ引っ掛かっている。大学を卒業するまでずっと頭にあった"清算"という言葉がまた、去年の夏ごろから脳を漂っている。伊坂幸太郎グラスホッパーの登場人物の殺し屋、鯨の台詞に出てくる、清算

漫画アニメ音楽とかの作品をみると、自分が何もやっていないことを感じるからあまり見れない。チェンソーマンは最後までみれたけど、OPのKICK BACKを聴く度に一度停止してギターを弾きはじめていた。

学生の頃のよりは不安は少ない。不安はないが不満はある。不満が無くなって満足したら終わりだからこれでいいのかもしれないけど・・・

清算しなくてはならない

 

 

[music]  Termination / 9mm Parabellum Bullet

ギターを鳴らして刻まないバッキングリフが主軸。このテンポだからサビで刻んでもサイコー! 素朴の逆、派手で精密。現実の逆、非現実!

 

派生する泥

 

 

昼休憩に銀行に用があって行った。日が出ている時間に外に出るのが数日ぶりで尚且つ雨が降った後だったので、土の匂いを感じた。

 

三つの話に派生する。

 

日が出ていない時間には外に出ている。今週は20時に寝て3時に起きる生活リズムになっていた。深夜3時からの時間は、仮の、透明な、無いはずの時間みたいに感じてなんとなくやり過ごすことが多かった。気付いたら6時間経っていたりして、落ち込んだりした。「なにしてた?」っていうタイトルのメモがあって、気付いたら何時間も経ってた時になにをしていたかをそこに書く。見返すと、本当に実りのないことをやっている。スキマスイッチトータルテンボスが頭の中で同一にならないようにそれぞれについて調べたり

違う!日が出ていない時間に外に出た話がしたかったんだ。今日の朝6時に外に出ると、まだ真っ暗なのに人がいた。歩いてる人はいるし、車は結構走ってるし、バスにも人が乗ってた。(人が少ないバスとか電車とか公共交通機関っていいよね、色んな経験と繋がっていて何かを思い出しそうになる感じがする。)(「色んな」とか「何かを」とかで文章書きやがって、雑魚が)違う!それで、自分も高校生の時はまだ暗い時間に家を出てたなぁって思い出した。眠さを、どろどろに、という単語でよく形容していた。どろどろに眠かった。ん?泥のように眠るって慣用句もあるし別に変な言い方ではないか。でもその泥って何?

調べてきた。中国の古書に出てくる「泥(でい)」という空想上の虫が由来らしい。泥酔も同じ由来らしい。その、空想上の泥(でい)のように酔うって、ハッハハw

違う!なんだっけ そう、それでどろどろに眠いのに暗い時間から頑張って登校してた高校生のあなたは、目的もなく荷物を持たず暗い時間に徘徊する大人になりましたよって思った。そのことを悪いとも良いとも思わない。(なんか、「荷物を持たないで散歩する」ことについてこの日記で言及したことなかった?いつものように引用したいけど見つからなかった。)

やっと一つ目の話が終わった。

二つ目の話は久しぶりに外に出たことから派生して、この前カメラを持ってたくさん歩いたこと。

最後の話は銀行に行った話から派生して、先延ばしにしていることが多すぎること。

力尽きます。

 

 

[music] Dstrict 1 - Blood Pressure

ハードミニマル。DJがMIXするときの道具としての音楽だから、曲単体だと単純なパターンの繰り返しで構成される。

暴力的に深くて強いキックに危険信号みたいなフレーズから始まって、その後に不安定・恐怖・狂気を感じさせるリフが加わる。暴力・危険・不安定・恐怖・狂気の他にも無機質・硬い・サイケデリック・不和などの言葉が思い浮かぶ。この曲だけに限らず、ハードミニマルはどれもそんな印象。

暖かさとは無縁というか真逆の筈なのに、この黒い渦のような音楽を大きな音で聴いていると謎の安心感に包まれる。怖い!