胸いっぱいの愛で という曲
そういう曲がある
2つ年下のriverside yoshinoは初めてみた時から「最後に一文字だけ歌って帰ります」という決まり文句と共にこの曲を歌っていた
歌詞は「あ」という一文字だけで、テレキャスターを鳴らしながらその一文字を叫んでいる 自分のことを歌っているみたいで 全員のことを歌っているみたいで どこかにいるたった一人のことを歌っているみたいで、よくわからない
わからないけどただ俺は、そのアンプから出てくる音と吉野の声の中でいつも、何らかを思い出し 泣きそうになってしまう
この曲の最後が早めに終わってしまったライブがあったんだけど、その後 吉野になんで早めに終わったの?と聞いたらBigMuffの調子が悪かったからとのこと。明日はちゃんと最後まで鳴らしてくれよBigMuffとriverside yoshino
[music] 胸いっぱいの愛で / riverside yoshino
命を燃やせ
学校がはじまった。授業は午後だけだったけど、かなりしんどかった。休みの間、眠くなった瞬間寝ていた 6時間寝て6時間活動して6時間寝て みたいなことをしてたから、いつどんなときも、ありえない睡魔に襲われるようになった。久しぶりの授業中、耐えがたい眠気に完全敗北しながら 嘘みたいに長い5分間を何度も何度も待って、やっと授業が終わった
帰りに、田んぼのあぜ道にいつの間にか彼岸花が群生していた。
見たものやあったことを書いているだけで、自分の気持ちをあまり書かなくなった 多分、黒い気持ちはなるべく書かないようにしてる
家に着くと、ねくらが引退配信をしてた。1時間足らずの配信で計57万円の投げ銭。たくさんの人がねくらを面白がり、慕い、引退を惜しんでいた
スプラトゥーンプレイヤーの ねくら。俺も1年前からねくらのプレイを見るのにかなりの時間を使った。おもしろかった ひとつのブキに執着していた。それ故 そのブキの不遇さにブチギレ倒していたこともあった そんな中でねくらはチームを組んだ。N4(エヌフォー)というチームで、高校を卒業して2年ほど遅れて青春を歩むねくらを見ていた。いくつかの大会で成績を残した。そして 手首を壊し、気力を失っていった
やりたいことを見つけたらしい。大学も辞めて、そのために勉強すると言っていた 応援している
タイトルは、N4メンバーが昔とある大会決勝戦で放った言葉。確かにこの人たちはゲームで命を燃やし 限界を超えていた アツすぎる・・・
すげー苦しかったけど楽しかった!
— ねくら (@nekura3k) 2018年8月19日
それも応援してくれたみんなのお陰であって、
ありがとうって気持ち半分ごめんなさいって気持ち半分で。、。
何いったらいいかわからーーん!おわり!
かえる!🐸じゃあな仙台!
■
今日はダメになっていた。いや いつもダメだけど、気持ちが真っ暗になっていた 何をしても楽しくない。ギターを弾いてもゲームをしてもプログラミングをしても楽しくなかった。食パンはクソまずい。the band apartはうるさい。人には絶対に会いたくない。この先何も楽しいことがないのに、なんで生きていかないといけないのか あと1年半、大学で意味のない こなすだけの作業をやってそれからどこかで働く 家では寝るしかない生活が40年ぐらい続いたあと、仕事をやめて認知症になって死ぬ なにか楽しいことがあるのかな ゆっくり続く絶望しかない。俺以外はみんな気付いている 絶望しかないことに気付いている 気付いているのに生き続けている。なんで生きていかないといけないのか
とか言っておきながら明日かそれ以降には、楽しいとか言っている しょうもない小さな喜び どうしようもないささいなうれしさを拾って・・・
誰も知らない、piano in the pool
この曲を聴いてほしい
piano in the poolというバンドは2014年のライブを最後に今は活動していない。音源も2曲入りのデモのみ
でも、いい。いい曲で、好き
ギターボーカルのシゲさんとは、お互いが高校生の時に知り合った。ライブで共演して、お互いのバンドに衝撃を受けた バンドを組もうと言われ、音源を交換しあった。天神のMRTスタジオに2人で入って、爆音を鳴らした。そのあとCoCo壱でカレーを食べながら、シゲさんの最低すぎる過去の話を聞いて、頬が痛くなるまで笑った
シゲさんの家で楽器を弾いて遊んだこともあった。地下鉄を降りて、西新の商店街を少し歩いて路地に入ったところにそのアパートはあった。換気してないから、カップ麺のにおいが充満した部屋に ギターやエフェクターが散らばっていた。サンボマスターをパクった とか言ってめちゃくちゃいい曲を作っていたな あの人は
俺が高3になった頃、シゲさんは働きはじめた。俺も受験で忙しくなって、結局バンドを組むことはできなかった。そしてシゲさんはピアノインザプールを組んで、福岡で活動していた。
俺が大学に入る直前、シゲさんは突然上京した。その直前 H2Oというディレイをくれた。西新駅に待ち合わせて、受け取った。その時いっしょにモ/ノ/ク/ロ/パ/ン/ダの森園さんもいて、今から餃子を食べるからいっしょにどう と誘われたけど予定があったので断ったのを覚えてる。
東京でなにをしているのかは分からない
H2Oというエフェクターはその名の通り、ディレイとコーラスでギターを水みたいな音にする。この音で遊ぶうちに、俺は「海」という曲を作った。今でもライブでやるあの曲
シゲさん繋がりで知り合った森園さんに、ポルカドットスティングレイも出演する企画ライブに上空を誘ってもらって楽しいライブができた
「誰も知らない」という曲は、ずっと頭から離れない。不安定なコードに規則的なリズムからはじまって、突然 ふわっと足が浮くみたいに希望が湧くアンサンブルに変化する。それからすぐにシゲさんが
冷蔵庫に僕を閉じ込めて
電子レンジでゴミを温めた
と歌いはじめる そのあとも鬱屈した感情を並べ、爆発する。終わっている 絶望している ただそれだけの歌 でも、頭の中がサーッとする
シゲさんは何しているんだろう
不気味で常軌を逸している人だから、もう一度会いたいかと言われれば微妙だけど、このままじゃ 本当に誰も知らなくなってしまう。バンドをやってたら教えてほしいです 曲を作ったら聴かせてほしいです
俺は、ネット上に音源だけを残して消えてしまわないよう 気を付けよう
一日の悲しさを誤魔化すために爆音でアスファルツ聴いてる。音量下げた方がいいと気付いた夕方。
— Shigenobu Iwamoto (@jmjcbd) 2015年1月23日
うれしいけど、なんだか悲しくなります